航空フォワーダー大手5社を紹介。最適なフォワーダーを選ぶコツ

航空フォワーダー大手5社を紹介。最適なフォワーダーを選ぶコツ

フォワーダーは、国際物流において輸出入業者と運輸業者を繋ぐエキスパートです。

一概にフォワーダーと言えど、世の中には多種多様なフォワーダーが存在しており、その中でも大きく航空フォワーダーと海運フォワーダーで分けることができます。

その中でも得て不得手があり、ご自身の商材を取り扱う最適なフォワーダーを選ばないと、商材の仕入れや輸送までに想定以上に時間がかかってしまったり、コストパフォーマンスが最適化されない状態でビジネスをしかねません。

そういった事態を避けるためにも、フォワーダーごとの得意領域を把握した上で選択することが重要です。

今回は、航空フォワーダーとして有名な大手5社を紹介し、最適なフォワーダーを選ぶコツを解説します。

フォワーダーの業務内容や種類については、前回紹介した「海運フォワーダー大手4社を紹介。最適なフォワーダーを選ぶには?」にて詳しく解説しております。ぜひそちらをお読みください。

航空フォワーダー大手5社の紹介

早速、航空フォワーダー業界における大手5社を紹介します。

1. 日本通運株式会社

日本通運株式会社

法人向けの貨物輸送や物流輸送を多く手掛け、国際航空貨物を得意とします。

日本国内はもとより米国、欧州、アジアやオセアニア間を独自の高速社内デジタル回線でつなぎ、スピーディーで確かな情報網を駆使して、安定した貨物輸送を行っています。

日本通運の設立は1937年で、資本金は701億7,500万円。従業員数3万人以上を有する一大グローバル企業です。

海外の主な拠点は欧米、ドイツ、中国などにあり、その数は48か国744拠点を構えています。

日本国内の拠点は1,100箇所。運搬だけでなく、物流全般におけるサービスの向上も目指し「運べないものはない」をモットーに高度な梱包技術や、熟練のスタッフによる丁寧な輸送など万全な体制を取っているのも特徴。

2014年の1月には国宝である、法隆寺の仏像の運搬も手掛けました。大手である強みを生かした、超重量級貨物の運搬も得意とするところです。

石油や化学プラント設備、工場建設に伴う機器の輸送から据え付け工事まで一貫した業務にも対応しています。

お客様の引っ越しから医薬品、廃棄物の輸送、超重量貨物の運搬など特殊な分野にも対応できるのが強みです。

2. 株式会社近鉄エクスプレス

株式会社近鉄エクスプレス

あきらめず粘り強く挑戦することをモットーに、航空貨物や海上貨物輸送を手掛ける企業です。

資本金は72億1,600万円、会社の創立は1948年で従業員数1269名の国内でも有数の大手物流企業。

その後、高度成長期を迎えていた日本で、航空貨物の重要性を見据え、1970年に日本初の航空貨物専業会社として事業をスタートしました。

設立当初から一貫して国際化を念頭に置いたビジネスを展開しています。

米国・欧州・日本・中国・東南アジアや中近東、アフリカまで関連会社があり、世界5極体制を確立し、環境や危機に強い物流が特徴です。

また海外46か国、311都市の834か所と国内に57か所に拠点があり、情報網を生かしたスピーディーな輸送を手掛けています。

得意な地域は中国とインドで、特に中国では日系最大のネットワークが強みです。

創業時から手掛ける航空輸送を得意とし、近鉄エクスプレスのノウハウを駆使して確実に届け先に貨物を輸送しています。

3. 日本郵船株式会社

日本郵船株式会社

国内に支店や事業所を10店舗、海外にはシカゴ、シドニー、ソウルなど58か国以上の国に現地法人を持ち、350の年の港へ年間684隻が乗り入れる、世界でも最大手の海運会社の一つです。

従業員は世界中の関連会社を併せると3,5万人で海運業だけにとどまらず、グループ会社の日本貨物航と提携して航空貨物業も盛んです。

会社の創業は1870年で老舗として日本国内の物流業を引っ張ってきました。

大手のネットワークやノウハウを生かし、海運業だけでなく航空貨物業でもトップクラスの競争力を誇ります。

国際航空貨物は、北米、欧州、アジア路線を主力として展開しており、今後は需要の高まるアジア発着の事業を強化しています。

自社で所有の貨物専用航空機であるボーイング機は、燃費効率、搭載量などの性能面や経費面でも秀でています。

安全運航を第一に、よりスピーディーに、よりコストを抑えつつ物質の運搬を手掛けています。

内陸部への輸送や設備などのインフラ整備も強化しています。

4. 株式会社阪急阪神エクスプレス

株式会社阪急阪神エクスプレス

阪急阪神エクスプレスは1999年設立と比較的新しい会社ですが、動物輸送のパイオニアとして、また中東欧に独自のネットワークを築いた事業によって、独自の地位を築いています。

国内には82か所の事業所や関連部署があり、欧州、中近東、東アジア、ASEAN諸国などに営業所があります。

資本金は100百万円でグループ会社もふくめた従業員数は3246名。

航空貨物から海上貨物輸送、通関業務など幅広くカバーします。

阪急阪神エクスプレスは日本に初めてパンダやコアラを輸送したフォワーダーとしても名を知られており、ゾウやトラなどの大型動物の輸送など様々な動物を輸送してきました。

その他にも水生動物や鳥類など、輸送が難しい動物たちの国内・国際輸送にも多数の実績があります。

展示や研究、保護などの理由で輸送される動物のストレスを抑え、病気などの感染予防にも万全の対策で輸送します。

また中東欧へのドアツードアの輸送も強みです。チェコ、ハンガリー、ポーランドといった地域への輸送を得意としています。

5. 西日本鉄道株式会社

西日本鉄道株式会社

航空貨物のパイオニアとしてアジアや北米、欧州を中心として国際物流を展開しています。

会社の設立は1948年で、パンアメリカン航空と代理店契約を交わして航空輸送部、航空貨物部を展開、現在では海上輸送も手掛けます。

資本金261億5700万円、従業員数4666名を有し、航空運送業者としては国内大5位という大手企業。

世界の28か国、115都市に現地法人や駐在事務所を展開して、現在も約100名の社員が国際を舞台に活躍しています。

西日本鉄道で運ばれるのは緊急支援物資や生鮮食品、超精密機械や化学品、船舶用品から動物まで多岐に渡ります。

2015年にミャンマーで発生した洪水の際には政府の依頼で緊急支援物資の航空輸送を手掛けました。

また季節の生花は世界中の展示会や市場へ届けています。

切り花などの輸送が難しいものも、専門のスタッフが手配を行いスピーディーに国際輸送されています。

また農産物や魚介類、畜産物などの輸出入も手掛けています。

自社の商材にあったフォワーダー選びがビジネス成功のカギ

以上、航空フォワーダーの大手5社を紹介しました。

ご紹介した通り、大手5社といえど、それぞれで得意とする輸送物には違いがあります。

こういったそれぞれのフォワーダーの違いを把握した上で、自社の商材にとって最適なフォワーダーを選ぶことは、ビジネス成功のカギと言っても過言ではありません。

しかし一方で、数多あるフォワーダーの特徴を吟味した上で、最適なフォワーダーを選ぶということは多くの時間とコストを費やす必要があります。

こういった課題を解決すべく、弊社はデジタルフォワーダーとして数多くの運輸業社と連携して最適な依頼先への発注、追跡などを実施します。

フォワーダー選びでよく挙がる課題については、以下の記事をご覧ください。

貿易事務に必須の知識「フォワーダー」とその課題