SCM・物流・ロジスティクスの関係性は?それぞれの仕組みを徹底解説!

SCM・物流・ロジスティクスの関係性は?それぞれの仕組みを徹底解説!

販売先に効率よく商品を届けるために、SCMと物流は、切り離せない関係です。

それぞれの仕組みと、ロジスティクスという業務効率化を目指した仕組みについて、本記事では解説します。ぜひ、自社での検討材料にしてみてください!

SCMとは

SCMとは何かを解説

まずは、SCM の仕組みについて解説します。

SCMとは、サプライチェーンマネジメントの略で、原材料が調達されてから商品が消費者に渡るまでの、最適な生産・流通プロセスを作る取り組みを指します。

具体的には、「原材料・部品調達→生産→物流・流通→販売」の流れのこと。プロセス全体を情報の共有化や連携などによって統合管理し、必要なときに必要な分だけ生産するための管理手法です。

SCMが注目される理由

SCMが注目される理由を解説

SCMの導入が注目される大きな理由に、以下の2つがあります。

市場のグローバル化

近年、市場のグローバル化が進み、生産・調達・販売に関わるネットワークが世界規模となっています。しかし、時差などでどうしてもリードタイムがかかり、需要者への提供が遅くなり競合にも遅れを取ってしまっているのが現状です。

そこで、各プロセスの情報を一元的に管理し、リアルタイムに情報を共有・世界規模な市場に対しても、リードタイムを縮小できるとして、SCMは注目されています。

労働人口の減少

日本では特に、労働人口の現状が問題となっており、2030年には600万人以上の人手が不足するとのデータも公表されるほどです。

そんな労働人口が少ない社会で、少人数で最適な量を提供するためのサプライチェーンを構築する際に、SCMは解決の鍵になると注目されています。

SCMは、自社だけでなく自社を取り巻く企業との連携が必要不可欠です。自社経済圏の企業と協力し合い、最適な業務と最適なサービスの提供が大切なのですね。

SCMについて、さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクを参考にしてみてください。

物流とは

物流とは何かロジスティクスとは何かを解説

次に、物流について解説します。

物流とは、「モノやサービスの原産地から最終消費地までの間における輸送、在庫、流通などを行う一連の活動」のことです。

また、物の流れに関する作業の総称、あるいは作業の一部という意味を指して「物流」と言います。

単に物資を輸送するだけでなく、倉庫内での在庫保管や荷役などの作業も「物流」、倉庫内での正確なピッキングや、梱包・流通加工なども「物流」です。

物流は、製造したものを販売先まで届けるために、必要不可欠なものと言えます。

なので、SCMと物流は切り離せず、さらに物流を最適化することも、SCMの目的です。

物流とロジスティクスの違い

物流と同じような領域で、ロジスティクスという言葉も耳にするようになりました。

ロジスティクスは、「モノづくりの最初から最後の販売までの全プロセスにおける全体的・一元的管理の仕組み」です。企業活動における各部署の部分最適ではなく、それらを統合した会社全体を最適化を目的とします。

物流が、作業単体を指す言葉であるのに対し、ロジスティクスは、ものの流れを管理する総称で、環境保全や安全対策なども必要です。

簡単に言い換えると、ロジスティクスは「一元管理された物流」と言えます。「需要のある物資を、求められているときに正しい場所へと送り届ける」ための業務を最適化し、一元管理するものなのです。

ロジスティクスが注目される理由

ロジスティクスが注目される理由を解説

近年注目されるロジスティクスですが、その理由を解説します。

品切れや無駄な生産を省く

ロジスティクスは、調達から生産・物流・販売までの最適化が目的と説明しました。

つまり、必要な時に品切れが起こらないように、需要を予測しながら無駄な生産をせずに、生産量の最適化を目指しています。

そうすることで、業務やモノづくりそのものの効率化を図れるのです。

コストの削減

ロジスティクスで管理体制をしっかり構築すれば、モノづくり全体を効率化し、コスト削減が期待できます

特に人手が重要になる、物流の現場や在庫管理はどうしてもコストがかかる部分なので、ロジスティックによるコストダウンに期待したいですね。

SCMとロジスティクスの関係

SCMとロジスティクスの関係について解説

ここまで、SCMと物流の関係、さらにロジスティクスとは何かを説明しました。

しかし、SCMとロジスティクスが何が違うのか、と言う疑問を持たれた方も多いと思います。以下で、その違いについて解説します。

SCMとロジスティクスの違い

SCMとロジスティクスは、どちらも業務効率化が目的です。しかし、それぞれが大きく異なる点は、SCMは複数の企業間で協力し合い、効率化を図ることを指し、ロジスティクスは1つの企業内での管理手法である点です。

ロジスティクスにより、自社のコストカットと在庫の適正化が実現できたとしても、その分販売先の在庫が膨れ上がってしまっただけでは、意味がありません。

企業の垣根を超えて、社会に対して必要なものを必要な時に提供できるようにマネジメントするのが、SCMです。

違いを理解して導入を検討するのがポイント

SCMとロジスティクスでは、関わる企業の領域に違いがあると解説しました。

どちらも効率化が目的にはなりますが、自社の製品の需要と供給のバランスが導入検討のポイントになります。物流やロジスティクスを再構築すれば課題が解決するのか、もしくはSCMを視野に入れなければ、根本的な課題解決にならないのか、検討が必要です。

物流は、SCMやロジスティクスを語る上では切り離せず、物流がないと製造者から顧客まで製品を届けられません。

その物流や、生産・販売の業務効率化、コスト削減をする手法として、SCMやロジスティクスが注目されているのです。

今後、人手不足な社会でも効率的に売上を伸ばすために、各社導入のための検討が求められるでしょう。

まとめ

SCMとロジスティクスで効率化を目指そう

SCMと物流、そしてロジスティクスについて、それぞれの仕組みを解説しました。社会的な問題も踏まえた上で、SCMやロジスティクスの導入が必要かどうか、ぜひ検討してみてくださいね!

Portrichでは、国内外の物流の最適化を提案しています。お悩みのことがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!