ズバリ「物流」とは? その基礎と目的を徹底解説!
「物品取引をしようとしているが、物を効率的に送るにはどうするべきか? 」「一口に...
ズバリ「物流」とは? その基礎と目的を徹底解説!
「物品取引をしようとしているが、物を効率的に送るにはどうするべきか? 」「一口に物流というけれど、実際には取引の中でどこまでが物流なんだろう? 」
物品取引をしようとして、実際に物を送ったりする場面で色々とわからないことや問題が発生して困っている方は、こんな事で悩まれているのではないでしょうか?
その他にも物品の取引をする上で、非常に重要である「物流」工程に関しての疑問や問題、どうすれば煩雑な手間を少しでも減らせるか、物流コストの削減方法はあるのか、といった点も知っておきたいですよね。
そこで今回は、良く使われる言葉だけれども、実はよくわかっていない「物流」について紹介します。
この記事を読んで、「物流」の役割を理解して取引業務の中に上手く利用できるようになれば幸いです。
では、それぞれ見ていきましょう!
物流とは?
物流とは、読んで字のごとく「モノの流れ」を表します。商品を消費者へ届ける工程のすべてが物流であると言えます。
物流拠点やハブ倉庫などの保管場所や船や航空機などによる輸送、トラックなどによる配送はその工程の一つに過ぎません。
厳密にいうと商品を届けるための物流システムにおける情報処理なども含まれますが、ここでは、物流=モノを届けるための工程と理解しておきましょう。
物流とはどういう仕事か
物流とはモノを届けるための工程と説明しました。
このことをもう少し具体的に説明いたしましょう、
モノというのは生産されてから消費されるまでには、時間軸と物理的な距離に隔たりがあります。
この時間軸と物理的な距離のギャップを埋めることが物流という仕事になります。
これらのギャップを効率的に小さくしていくことが物流業務の本質となります。
物流の大切な機能は6つ
生産地から消費者へモノを迅速かつタイムリーに届けるために、物流にはどんな機能が存在するのでしょうか?
物流には大きく分類して6つの大切な機能があります。
商品を運ぶ、移動するだけでなく、荷の保管や包装加工といった要素も重要な機能として含まれています。
それでは以下にそれぞれの機能を詳しく説明していきます。
1. 輸送・配送
生産者から消費者にモノを送り届ける機能が輸送と配送です。
この輸送と配送は非常に混同しやすい言葉ですが、実は明確に定義が規定されています。
輸送は別名「一次輸送」とも言われ、長距離の移動を含んでモノをA地点からB地点へと運ぶ役割を果たします。
配送は「二次輸送」とも呼ばれ、近距離の小口輸送を担います。
輸送と大きく違うのは、単純なA地点からB地点への移動という流れではなく、C地点から複数個所にモノを送り届ける機能があります。
なお、この輸送と配送で物流コストの約60%を占めると言われています。
また、もう一つ似た言葉に「運送」というものがありますが、運送とはトラックを用いた輸送・配送を指します。
航空機や船舶を用いてモノを運ぶことは運送とは言いません。
したがって、輸送や配送も大きな意味では「運送」となります。
2. 保管
保管は、倉庫や物流センターで商品を保管する機能で、生産者と消費者の時間的ギャップを埋めて市場に安定供給することが役割です。
物流センターや配送センターなどがこれに当たります。
冷蔵・冷凍倉庫や食品加工を行うプロセスセンターなど商品の品質や価値を維持する機能を持った保管施設も該当します。
3. 荷役
荷役(にやく)とは、保管機能である物流センターなどの倉庫の内外で荷物を運搬・移動する作業工程を荷役と呼びます。
なお、荷役は「荷揃え」「積み付け・積卸し」「運搬」「棚入れ(保管)」「仕分け」「ピッキング(集荷)」といった6つの工程に分かれています。
4. 包装
梱包も重要な物流の機能の一つで、物流過程で生じる物理的なダメージ(傷・破損)から製品を守るための工程です。
そのまま飛行機や船・トラックなどで輸送すれば傷ついてしまったり、破損してしまったり、品質が低下してしまう恐れがあるからです。
そのほかにも保管中に品質を維持する効果もあります。
また、包装のよく似た言葉として「梱包」があります。
梱包は、主に大型の機械製品などで使われる言葉で、木箱などを使うケースが多くなっています。
意味としては包装と同じですが、より強固なもの、工作機械などの運搬に使われるものと覚えておけばよいでしょう。
5. 流通加工
流通加工という言葉はあまり聞かれない言葉かもしれません。
流通加工とは、倉庫や物流センターが出荷時に実施する加工全般を指します。
具体的には、倉庫や物流センターに入ってきた品物をいったんバラして、消費者が求めやすい単位に仕分けて包装し直したり、商品のラッピングや値札貼り、輸入品のラベル貼り替え、衣料品の検針作業なども流通加工の一種です。
目的は、商品の付加価値を高めることです。
近年では、コスト面でも物流センターで行ったほうが安いという理由から需要が高まっています。
6. 情報処理
物流の情報処理の機能も、現代の多様化した物流の現場は、情報システムなくして機能しないといっても過言ではありません。
以前であれば、販売管理などの既存システムをカスタマイズして利用するケースもありましたが、現在では倉庫管理システムのような情報処理が出来なければ対応できないシーンも増えています。
具体的には、受注からピッキング、出荷、配送といった物流の流れを一元管理する情報システムです。
1日に何万という件数を扱う物流の世界ではもはや不可欠な存在で、モノのトレーサビリティに深く関わっているからです。
ここで使用される機器は、インターネットやイントラネットと連携したハンディターミナルなどのIT機器になります。
物流の世界に欠かせない存在になってきている情報処理システム
以上、物流に関してその基本になる機能とそれぞれの目的などを説明させて頂きました。
物流の世界でも、現代のように複雑で多様化した業務の中では、情報処理システムが非常に大きな助けになってくれ欠かせない存在になっています。
ここまでご覧いただいた方は、この複雑で多様化した物流業界で持っている現状の課題も解決をして、工数やコストのメリットを最大限にしたいとお考えではないでしょうか?
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